社会福祉法人 あんじゅの森

みみ・あんふぁんあみぃ mimianfan-amii

発達の基本は、三育です 子どもの発達に、大きく影響し合っています

  • 知育
    知識を習得し
    知能を育てる
  • 徳育
    道徳心や情操を
    養うことで
    豊かな人間性を育む
  • 体育
    運動を通して
    身体の発育を促し
    健康な身体つくりを
    行う

発達に特性のある子は、三育のうちどれか、もしくは、3つともが十分に育っていない可能性があります。
(知的な刺激の不足、周囲への関心のなさ、神経発達の未熟など)
行動だけに着目せず、発達の土台に則り視野を広く持ち、個々に合わせた支援が必要です。

みみ・あんふぁんあみぃの
療育方針

生きる力は楽しいあそびから

子どもたちは、遊びから「生きていく力」を全て感じ学んでいきますので、 いろいろな遊びの体験やふれあいを通じ、五感を育み、豊かな感情体験ができるよう援助していきます。
また、子どもたちひとりひとりの特性に合わせた丁寧な声かけや関わりで、個々を大事にしながら支援をしていきます。

そして、併設認可保育園みみ・あんふぁんしゅしゅの保育方針「たべる」「ふれあう」「あそぶ」を、当事業所みみ・あんふぁんあみぃでも基本とし、子どもたちが主役として生活できる環境づくりを行います。

たべる
食べることは”愛”そのもの。愛情たっぷりのごはんでおなかと心を満たし、また食材や食べることに関心を持って、食べる楽しさや育てる楽しさを味わうことができるように関わっていきます。
ふれあう
まわりの人とのふれあいを通して五感を育み、豊かな感情体験ができるよう支援します。
あそぶ
様々な遊びや体験を楽しみながら、生きる力を身につけるような遊びの環境を提供します。
基本的な考え方は、みみ・あんふぁんしゅしゅと同じですが、より配慮および支援が必要なお子さんが、手厚い支援により、安心して過ごせる環境を提供します

一般的な児童発達支援事業所と異なる点は、みみ・あんふぁんあみぃを利用しながら、併設のみみ・あんふぁんしゅしゅ在園の子どもたちと一緒に遊んだり、活動・交流ができる【インクルーシブ保育】を行っています。

インクルーシブ保育とは

一人ひとりの子どもに合わせて環境を整備したり配慮したり、どの子どもも「自分は同じように大切にされ、愛されている」と感じながら参加できる保育。
子ども同士が互いの個性の違いを理解し、相手のことを受け入れながら生活する気持ち、思いやりの心、助け合い、支え合いの心が育まれるような保育をしていく過程がインクルーシブ保育です。

子どももその日によって「やりたくないな」「入りたくないな」などと感じる日もあります。
また、逆に「これやりたい!!」と思う日もあります。
それをわがままととるのか、我慢すれば慣れるとし強制するのか、しかし、その子の「今の気持ち」を否定し強制することは避けなければなりません。
子どもの思いを理解し、「今の思い」気持ちを大事にし、尊重しながら、子どもができる手立てを一緒に考え、どうするのかを子ども自身が選択できるよう支援します。

大事なことは、子どもの困り感に気付き、その子自身が「認めてもらえた」「できた」という満足感や達成感を味わい、自信に繋げていけるよう支援し援助していくのが、私たちみみ・あんふぁんあみぃの役割だと思っています

本人支援

5領域

子どもの発達の側面から、心身の健康や生活に関する領域「健康・生活」、運動や感覚に関する領域「運動・感覚」、認知と行動に関する領域「認知・行動」、言語・コミュニケーションの獲得に関する領域「言語・コミュニケーション」、人との関わりに関する領域「人間関係・社会性」の5領域にまとめられます。

これらの領域の支援内容は、お互いに関連して成り立っており、重なる部分もあります。

健康・生活
お子さんの発達段階を見ながら、「自分の身体を大切にする気持ち」「身の回りを安全・清潔にする気持ち」「見通しをもって自律した生活を送る能力」などを育むことができるよう援助していき、食事の時間を通して、食べることの楽しさを伝えたり、明るい雰囲気で食事することはもちろん、食材による食感や味わいの違いを伝えたり、きれいに食べる気持ちよさを感じられるよう、食事に対する関心を育み食育につなげていきます。
また、毎日同じ日課で過ごすことで、生活リズムを整え、質の良い睡眠を確保していくことで、安定して過ごせるよう支援していきます。
認知・行動
認知・行動の領域では、数や大きさ、色などの様々な概念の理解や適切な行動の取得を支援します。
視覚(見る)、聴覚(聞く)、触覚(触る)等の感覚を十分に活かして、必要な情報を収集して認知の発達を促し、行動につなげる支援をしていきます。
お子さんの感覚や特性を理解しながら、一人ひとりに合わせた支援を行うことで、達成感や満足感を味わい自信を深め、自分の力でできることを増やしていけるよう支援していきます。
さらに感覚や認知の偏り、コミュニケーションが難しい場合の行動障害の予防、及び適切な行動への対応の支援も合わせて行います。
言語・コミュニケーション
普段の生活は、ことばと密接に結びついています。
普段の暮らしが豊かな生活体験になり、自分の気持ちと伝えるためのことばは、生活の中で育まれます。
生活に結びつけられることばは限りなく多いため、みみ・あんふぁんあみぃでの生活を通して、たくさんのことばを習得し育んでいけるようにします。
また、子どもの視線に配慮し、共同注視(同じ物に注目)することでことばを身につけるための土台をしっかり作り、ことばの理解と使えることばを増やせるよう支援していきます。
ことばと「場面」のつながりを意識できるように促し、【同じ場所】で【同じことば】というように、習慣化することでことばの理解ができるよう援助します。
運動・感覚
運動発達は、全体の育ちに大きな影響を与える

聴覚を使って「よーいドン!」「とまる!」のかけ声を聞き、かけ声通りに体を動かすという遊びを通して「動く」「とまる」という身体のコントロールや全身のバランス感覚を、楽しく遊びながら身につけていきます。
時にはバランスボールなどで、体幹を鍛えたり、運動能力の基礎を築くことを行ったり、みみ・あんふぁんしゅしゅで行っている、外部のコーチが来てのリーベ運動あそび(幼児)や、とぅってぃあそび(乳児)に無理のない範囲で参加します。
発達に特性のあるお子さんは、感覚調整がうまくいかない=力加減がうまくいかないわからない子が多いです。
こういうお子さんは、全体的な運動の発達を促してあげることで改善していきます。
デコボコなところを走ったり、勾配のあるところを登ったり降りたりする【運動】だけでも効果があります。
運動の目安は、幼児で1日60分程度とされています。
感覚の偏りによって生じる生活の困り感にも配慮し支援できるようにします。
人間関係・社会性
人が生きていく中で人間関係や社会性の広がりはなくてはならないものです。
お子さんの発達段階に合わせて、親以外の大人(保育者)との関係を意識し、愛着関係を築き、保育者との信頼関係を基盤として、周囲の人と安定した関係を作っていくための支援を行います。
また、他児との関係性をスモールステップを積みながら、お子さんが他者と安定した関わり方が出来るように支援していきます。
感覚機能を使った遊びや運動機能を働かせる遊びから、見立て遊びやつもり遊び、ごっこ遊び等の象徴的な遊びを通して、徐々に社会性を理解し発達していけるよう支援します。
また、周囲に他児がいても無関心な一人遊びの状態から、同じ空間で同じおもちゃを使っているが、一緒には遊んでいない並行遊びを経て、大人が介入して行う連合的な遊び、役割分担したりルールを守って遊ぶ協同遊びへと発展し、徐々に社会性が身につき発達していけるよう支援します。

集団参加へのつまづきがあるお子さんには、ただ「慣れさせる」のではなく、集団の中でのどこにつまづきの原因があるのか、その原因を探り、子どもの困り感を少しでも軽減できるよう支援します。

一人ひとりを認めながら、丁寧に声をかけ、丁寧に関わる
それが「みみ・あんふぁんあみぃ」の基本となる方針です。

保護者支援

子どもを思う親の気持ちに寄り添う保護者の方だけで悩まず、なんでもご相談ください。
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