- 健康・生活
-
お子さんの発達段階を見ながら、「自分の身体を大切にする気持ち」「身の回りを安全・清潔にする気持ち」「見通しをもって自律した生活を送る能力」などを育むことができるよう援助していき、食事の時間を通して、食べることの楽しさを伝えたり、明るい雰囲気で食事することはもちろん、食材による食感や味わいの違いを伝えたり、きれいに食べる気持ちよさを感じられるよう、食事に対する関心を育み食育につなげていきます。
また、毎日同じ日課で過ごすことで、生活リズムを整え、質の良い睡眠を確保していくことで、安定して過ごせるよう支援していきます。
- 認知・行動
-
認知・行動の領域では、数や大きさ、色などの様々な概念の理解や適切な行動の取得を支援します。
視覚(見る)、聴覚(聞く)、触覚(触る)等の感覚を十分に活かして、必要な情報を収集して認知の発達を促し、行動につなげる支援をしていきます。
お子さんの感覚や特性を理解しながら、一人ひとりに合わせた支援を行うことで、達成感や満足感を味わい自信を深め、自分の力でできることを増やしていけるよう支援していきます。
さらに感覚や認知の偏り、コミュニケーションが難しい場合の行動障害の予防、及び適切な行動への対応の支援も合わせて行います。
- 言語・コミュニケーション
-
普段の生活は、ことばと密接に結びついています。
普段の暮らしが豊かな生活体験になり、自分の気持ちと伝えるためのことばは、生活の中で育まれます。
生活に結びつけられることばは限りなく多いため、みみ・あんふぁんあみぃでの生活を通して、たくさんのことばを習得し育んでいけるようにします。
また、子どもの視線に配慮し、共同注視(同じ物に注目)することでことばを身につけるための土台をしっかり作り、ことばの理解と使えることばを増やせるよう支援していきます。
ことばと「場面」のつながりを意識できるように促し、【同じ場所】で【同じことば】というように、習慣化することでことばの理解ができるよう援助します。
- 運動・感覚
-
運動発達は、全体の育ちに大きな影響を与える
聴覚を使って「よーいドン!」「とまる!」のかけ声を聞き、かけ声通りに体を動かすという遊びを通して「動く」「とまる」という身体のコントロールや全身のバランス感覚を、楽しく遊びながら身につけていきます。
時にはバランスボールなどで、体幹を鍛えたり、運動能力の基礎を築くことを行ったり、みみ・あんふぁんしゅしゅで行っている、外部のコーチが来てのリーベ運動あそび(幼児)や、とぅってぃあそび(乳児)に無理のない範囲で参加します。
発達に特性のあるお子さんは、感覚調整がうまくいかない=力加減がうまくいかないわからない子が多いです。
こういうお子さんは、全体的な運動の発達を促してあげることで改善していきます。
デコボコなところを走ったり、勾配のあるところを登ったり降りたりする【運動】だけでも効果があります。
運動の目安は、幼児で1日60分程度とされています。
感覚の偏りによって生じる生活の困り感にも配慮し支援できるようにします。
- 人間関係・社会性
-
人が生きていく中で人間関係や社会性の広がりはなくてはならないものです。
お子さんの発達段階に合わせて、親以外の大人(保育者)との関係を意識し、愛着関係を築き、保育者との信頼関係を基盤として、周囲の人と安定した関係を作っていくための支援を行います。
また、他児との関係性をスモールステップを積みながら、お子さんが他者と安定した関わり方が出来るように支援していきます。
感覚機能を使った遊びや運動機能を働かせる遊びから、見立て遊びやつもり遊び、ごっこ遊び等の象徴的な遊びを通して、徐々に社会性を理解し発達していけるよう支援します。
また、周囲に他児がいても無関心な一人遊びの状態から、同じ空間で同じおもちゃを使っているが、一緒には遊んでいない並行遊びを経て、大人が介入して行う連合的な遊び、役割分担したりルールを守って遊ぶ協同遊びへと発展し、徐々に社会性が身につき発達していけるよう支援します。
集団参加へのつまづきがあるお子さんには、ただ「慣れさせる」のではなく、集団の中でのどこにつまづきの原因があるのか、その原因を探り、子どもの困り感を少しでも軽減できるよう支援します。
一人ひとりを認めながら、丁寧に声をかけ、丁寧に関わる
それが「みみ・あんふぁんあみぃ」の基本となる方針です。